ハロー、こんばんは、GONZAです!
皆さんは、【鉄分】についてどれくらい知っていますか?
今回は、【鉄分】について詳しく解説していきます!
鉄分とは?
鉄分は、赤血球の主成分であるヘモグロビンの構成要素であり、酸素を全身に運ぶ重要なミネラルです。また、エネルギー代謝や免疫機能の維持にも関わり、私たちの健康に欠かせません。
体内の鉄分量は男性で約4g、女性で約3gとされており、貯蔵鉄(フェリチン)として肝臓や脾臓にも蓄えられています。
鉄分の主な役割
✅ 酸素の運搬
鉄は赤血球中のヘモグロビンの材料となり、肺で取り込んだ酸素を体のすみずみまで運びます。鉄が不足すると酸素がうまく供給されず、疲労感や集中力の低下、動悸などの症状が出やすくなります。
✅ エネルギー代謝の促進
鉄はミトコンドリアでのエネルギー産生に関与しており、糖質や脂質をエネルギーに変換する過程でも重要な働きを担っています。
✅ 免疫力の維持
鉄は免疫細胞の機能維持にも関わっており、鉄不足は免疫力の低下につながることがあります。風邪をひきやすい人は、鉄不足も疑ってみましょう。
✅ 脳機能のサポート
鉄は脳の神経伝達物質の合成にも関与しており、不足すると注意力・記憶力の低下、イライラ、不眠などの精神的な不調を感じやすくなります。
✅ 妊娠・授乳期のサポート
妊娠中は胎児の成長のために鉄の必要量が増加します。不足すると胎児の発育不全や早産のリスクが高まります。授乳期も同様に、鉄分の摂取が重要です。
🔍 補足:鉄分不足による主な症状
症状 | 主な影響 |
---|---|
貧血 | 顔色が悪くなる、息切れ、動悸など |
疲労感・だるさ | エネルギー不足により疲れやすくなる |
集中力・記憶力の低下 | 学習能力や仕事のパフォーマンスに影響 |
めまい・立ちくらみ | 酸素供給不足による循環不良 |
免疫力の低下 | 風邪や感染症にかかりやすくなる |
爪の異常 | 爪が割れやすく、反り返る(スプーンネイル)など |
鉄分を多く含む食品
- 動物性食品(ヘム鉄:吸収率が高い)
食品名 鉄分含有量(mg/100g) レバー(豚・鶏) 約13.0~17.0mg 赤身肉(牛・豚) 約2.5~3.5mg あさり 約3.8mg かつお・まぐろ 約1.0~1.5mg - 植物性食品(非ヘム鉄:吸収率は低いが大切)
食品名 鉄分含有量(mg/100g) ひじき 約6.2mg 小松菜 約2.8mg 納豆 約1.9mg 大豆製品(豆腐など) 約1.2~2.5mg ※非ヘム鉄は、ビタミンCと一緒に摂取することで吸収率がアップします!
✅ 1日の推奨摂取量(成人)
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」より、成人の推奨摂取量は以下の通りです。
性別・年齢 | 推奨量(mg/日) |
男性(18~29歳) | 7.0mg |
男性(30~64歳) | 7.5mg |
女性(18~29歳) | 10.5mg(※月経あり) |
女性(30~64歳) | 10.5mg(※月経あり) |
📌鉄分を効率よく摂るには?
✅ 動物性食品のヘム鉄を優先的に取り入れる
✅ 植物性食品+ビタミンCの組み合わせ(例:小松菜+レモン)
✅ 鉄の吸収を妨げる「タンニン(お茶・コーヒー)」は食後30分以降に
✅ 貧血気味の方や妊婦さんはサプリメントも活用
鉄分サプリメントの活用と注意点
効果的な理由
- 食事だけでは不足しがちな人を補助
- 吸収されやすい「クエン酸鉄」や「ヘム鉄」配合の製品が多い
- 忙しい日常でも手軽に継続できる
注意点
- 過剰摂取に注意: 鉄の過剰摂取は胃腸障害や鉄沈着症を引き起こす可能性があります。
- 医師に相談: 妊娠中や持病がある方は、摂取前に医師に相談を。
- 継続的な血液検査: 長期服用する場合は、鉄の貯蔵量(フェリチン値)を確認しましょう。
まとめ
鉄分は、酸素の運搬、エネルギー産生、免疫維持、脳機能サポートなどに欠かせないミネラルです。
日々の食事に鉄分を多く含む食材を意識して取り入れ、必要に応じてサプリメントの活用も視野に入れましょう。特に女性は月経による鉄損失が多いため、鉄分補給を日常的に意識することが大切です。
それでは、また次回のブログでお会いしましょう!
引用・参考文献
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
- 日本栄養士会「鉄の働き」
- 米国NIH「Iron – Fact Sheet for Health Professionals」
コメント